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May 13, 2015 • Press Releases

金融業界においてサイバーセキュリティが最も脅威的なリスクであることがDTCCによる調査で明らかに

Cyber Security Cited as Number One Risk to the Financial Markets, According to Most Recent DTCC Study

-サイバーセキュリティを最大の脅威として挙げた金融機関は1年前の24%から50%近くに上昇-

ニューヨーク/ロンドン/香港/シンガポール、2015年5月13日―世界中の金融市場において、金融取引約定後の業務処理を担う主要な金融インフラサービスを提供する米国証券振替機構(DTCC)は本日、最新のシステミックリスクに対する意識調査 を発表しました。調査では、サイバーセキュリティを懸念事項のトップとして挙げた回答者は半数近く(46%)に上り、懸念事項の上位5位以内にサイバーセキュリティを挙げた回答者は80%に上ったことを明らかにしました。

金融業界や他の主要業界においてセキュリティに関連するインシデントが増加し続けるなか、サイバーセキュリティに対する懸念は1年前から2倍近くまで跳ね上がり[i]、回答者からは「サイバー攻撃の頻度の高まりと高度化」を懸念しているとする具体的な声が聞かれました。その結果、多くの金融機関は、「(脅威を受ける可能性がある)データへの妨げられることのないアクセス」を確保することを目的として、サイバー脅威を検知・防止する技術への投資を増やしています。同時に、企業はサイバーセキュリティ担当者を増員し、全社的に研修と教育を強化しています。

DTCC のマネージング・ディレクターで、テクノロジーリスク管理部門コーポレート・インフォメーション・セキュリティ・オフィサー(CISO) 兼 SoltraのCEO であるマーク・クランシーは、「サイバーセキュリティの脅威は日毎に高まっており、攻撃内容はますます高度化している。サイバーセキュリティが業界最大のリスクとして認識されている今、セキュリティインシデントの発生を防ぐとともにいち早く検出と対応ができるよう、セキュリティインシデント関連情報をタイムリーに金融機関へ提供するソリューションを開発・実装することが極めて重要」と述べています。

サイバー攻撃に関する最新情報の共有を求める声は市場関係者のみならず、規制当局、インフラ提供業者の間でも同様に高まっており、各企業は、攻撃防止とセキュリティインシデント発生時のより早い対応を目指し、情報を共有しようとしています。最近では、米国の上下両院でも、基幹インフラを保護するための情報共有を改善する法律制定を検討するなど、サイバーセキュリティ問題への積極的な取り組みがみられます。

サイバーセキュリティに加えて、回答者は地政学上のリスク、各金融市場の政治情勢、新たな規制の影響、世界経済の鈍化などをシステミックリスク分野に挙げています。このことは以前からの継続的な傾向で、実際、回答者の73%が、システミックリスクの検知、監視、軽減を専門とするリソースの量を増やしたと回答しました。

DTCCのマネージング・ディレクター兼チーフ・システミックリスク・オフィサー、マイケル・レイブロックは、「金融業界は企業レベル、またはシステミックなレベルのセキュリティインシデント発生につながるあらゆるタイプのリスクを検知してそれに対応するべく、取り組みを続けている。市場関係者は自社に対する風評被害だけでなく業界全体に対する風評被害の影響も懸念している」と述べています。

(注)
DTCCの最新のシステミックリスク意識調査は2015年第1四半期に、DTCCのクライアントおよびその他の主要な関係者を含む250社以上の市場関係者を対象に実施されました。本調査は年2回実施され、投資マネージャーから銀行、ブローカー/ディーラーも含めた様々な市場セグメントを対象としています。本リリースで引用されているコメントは、同調査に回答した業界関係者の意見を反映したものです。

DTCCについて
DTCCは40年以上にわたり、世界中の金融市場において、金融取引約定後の業務処理を担う主要な金融インフラとして確固たる地位を確立して参りました。
世界16ヶ国にわたり運用施設、データセンター、事業拠点を有しており、それらを通じて数多くの金融機関や運用会社に対し、金融取引処理の自動化、一元化、標準化、リスク軽減、透明性と業務効率の向上を達成するためのサービスを提供しております。
米国の金融市場関係者により所有・運営される組織として、多岐にわたる資産クラスの複雑な清算、決済、 資産管理サービス、データ管理や情報サービスを単純化し、金融市場の安全性と健全化を図っています。
2014年の実績として、DTCCは約1,600兆米ドル相当額の証券取引の処理を行いました。更に、証券保管業務では、130カ国以上の国々で発行された約64兆米ドル相当額の証券について、保管・資産管理サービスを提供しております。また、DTCCの取引情報蓄積業務(グローバル・トレード・レポシトリー(GTR))においては、1週間に2億8,000件単位の取引情報を処理しています。
詳細につきましては弊社ウェブサイトwww.dtcc.com もしくはTwitter @The_DTCCをご覧ください。

[i] 2014年3月に行われたDTCCのシステミックリスク意識調査では、回答者の24%がサイバーセキュリティを最大の脅威として挙げていました。

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