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Feb 02, 2016 • Press Releases

DTCCの取引主体識別子(LEI)サービス「GMEI Utility」が重要な節目を達成:LEI発行数が20万件を超過

欧米各国で規制関連の施策が新たに打ち出されLEIの導入や活用がさらに進むと想定されるなか、GMEI Utilityが50%の市場シェアを獲得

ニューヨーク/ロンドン/シンガポール/香港/東京/シドニー - 201622 - 米国証券保管振替機関(DTCC)は、世界中の金融市場において、金融取引約定後の業務処理を担う主要な金融インフラとして確固たる地位を確立してきました。本日、DTCCはGlobal Markets Entity Identifier Utility(GMEI Utility)において2012年8月のサービス開始以来、184を超える国や地域の20万以上の法人を対象にLEIを発行したと発表しました。前年比20%増を達成するとともに、世界2位のLEI指定機関(LOU)の3倍以上、世界中のLEI発行数の約50%を占める発行数となりました。

世界各地で規制機関がLEI活用の義務付けに踏み切るなか、GMEI Utilityの成長は今後も続く見込みです。欧州連合の各規制や規則においても報告上LEIを活用することが義務付けられています。例として、金融商品市場指令および金融商品市場規則(MiFID/R)、欧州市場インフラ規則(EMIR)、証券金融取引規制(SFTR)、証券集中保管に関する規則(CSDR)が挙げられます。米国でも近い将来に規則が変更され、LEIの需要が高まると見込まれています。その一例が、証券取引委員会(SEC)が登録投資会社による報告制度の刷新に向けて打ち出している規則案です。

GMEI Utilityは、Global Legal Entity Identifier System(GLEIS)の一部を構成するLOUであり、世界各地でLEI発行の普及に大きく寄与してきました。更に厳密に言えば、世界的に通用するLEIを標準フォーマット(ISO17442)で作成して法人に割り当て、LEIに関連する参照データが正確であることを検証したうえで当データを無料の公開データベースに格納し、すべてのユーザーが活用・転用できるようにしています。LEIは、法人を一意的かつ一義的に特定するための重要なツールであり、規制機関や金融市場参加者はLEIを活用することでカウンターパーティリスクを総合的に把握できるとともに、市場の透明性が増し、世界各地の体系的リスクに関する分析も著しく前進することになります。

米国商品先物取引委員会(CFTC)は、スワップ・データの記録および報告規則の中でLEIの活用を規定しています。昨年7月にCFTCは、GLEISが本格始動するまで引き続きGMEI UtilityをLEI提供サービスに認定すると発令しました。また、米国の付番機関(NNA)である統一証券識別手続委員会グローバル・サービス(CGS)が先月GMEI Utilityとの協力体制を継続することを決定しました。これにより、厳しさを増す規制上の報告要求への対応など、金融市場参加者の支援を目指して長年培われてきた貴重な関係性が強化されます。

この発表に対し、CGSのマネージング・ディレクター兼グローバル責任者であるScott Preiss氏は次のように述べています。「GMEI Utilityとパートナーシップを組むことで、統一証券識別手続委員会(CUSIP)の申請者は同時にLEIを登録し、年1回のメンテナンス要件も満たすことが可能となります。GMEI Utilityの活用によって、CUSIPのお客様の手続きは最大限に短縮され、最高レベルのLEI業務を享受いただけることになります」

DTCCデータ・サービス部門のマネージング・ディレクターであるRon Jordanは次のようにコメントしています。「今やGLEISとLOUは、各規制機関や金融市場参加者がカウンターパーティのリスクをより正確に把握できるよう、LEIコードと参照データを無料で提供する確立された手段です。特にGLEISは、世界中のLEIコードの新規登録と更新を管理し、LEIに関連する参照データの品質を最高水準に保つ重要な役割を担っています。グローバル金融市場においてLEIシステムの真価が発揮されるのは、すべての国と地域で全資産クラスの報告を対象にカウンターパーティを特定することを目的として、LEIの活用が義務付けられるときです。DTCCは、規制監督委員会(ROC)、グローバルLEI財団(GLEIF)、他のLOUに加え、カナダ証券決済預託機関(CDS)やCGS、LuxCSD、NordLEIを含むGMEI Utility協賛団体と協力し、この重要な分野でさらなる改善を促進する所存です」

GMEI Utilityは、これまで業界における業務効率化を目指して改善に取り組んできました。例えば、ユーザーがフォーマット済みのデータに対してエクセルのフィルター機能やエクスポート機能を使えるよう、エクセルへのデータのエクスポートを追加しました。また、「複数年登録モデル」を作成して、お客様がグローバル規制要件を遵守しつつ、データ更新の年間費用を削減できるようにしました。これらの改善はすべて、データ更新をできるだけ迅速化、簡略化したいというユーザーのニーズに応えるものです。現在、GMEI Utilityは他のDTCCグローバル・サービスと統合可能です。具体的には、受賞歴を持つAvox Data ServicesClarient Entity HubのほかOmgeo ALERTやDTCC Global Trade Repository(GTR)などです。

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DTCC(米国証券保管振替機関)について

DTCCは40年以上にわたり、世界中の金融市場において、金融取引約定後の業務処理を担う主要な金融インフラとして確固たる地位を確立して参りました。世界16ヶ国にわたり運用施設、データセンター、事業拠点を有しており、それらを通じて数多くの金融機関や運用会社に対し、金融取引処理の自動化、一元化、標準化、リスク軽減、透明性と業務効率の向上を達成するためのサービスを提供しております。米国の金融市場参加者により所有・運営される組織として、多岐にわたる資産クラスの複雑な清算、決済、 資産管理サービス、データ管理や情報サービスを単純化し、金融市場の安全性と健全化を図っています。2014年の実績として、DTCCは約1600兆米ドル相当額の証券取引の処理を行いました。更に、証券保管業務では、130カ国を超える国々・地域で発行された約 64兆米ドル相当額の証券について、保管・資産管理サービスを提供しております。また、DTCCの取引情報蓄積業務(グローバル・トレード・レポジトリー:GTR)は、約4千万件のオープンOTCポジションを保持し、1週間に約2億8,000万件のメッセージを処理しています。 

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